離婚のお話(その1)

こんにちは。

新潟県三条市のひめさゆり法律事務所です。

個人のお客様からのお問い合わせで多い内容の1つが、離婚に関するご相談です。当事務所は「離婚したい」とお考えの方からのご相談、「夫(妻)から離婚の話をされた」という方からのご相談、両方受け付けております。

ただ、弁護士に離婚を相談する際、「弁護士から何を聞かれるのかな?」「弁護士と話をするために何を準備していけばよいのかな?」と心配している方もいらっしゃると思います。そこで、離婚のご相談者に当事務所がお聞きする質問内容を、簡単に整理してみました。

 

① 離婚の話に至った経緯

まずは、離婚の話に至った経緯をお聞きします。

性格の不一致ということもあるでしょうし、配偶者(またはご相談者)の浮気がきっかけというケースもあります。また、別居を開始した、別居が長く続いているため、正式に離婚したいというご相談もあります。

 

② 離婚したい・したくないの気持ち

次に、そもそも離婚したいのか、したくないのかというご相談者のお気持ちをお聞きします。

「夫(妻)から離婚の話をされた」という方には、離婚することを前提に今後の話を進めていきたいのか、それとも離婚しないことを前提に話を進めていきたいのかをお聞きします。

離婚しないことを前提に話を進めていきたい方に対しては、仮に配偶者が離婚調停や離婚裁判という裁判所の手続を用いてきた場合に、裁判所が「離婚しなさい」との判決を言い渡す可能性について説明します。

 

「離婚したいから相談に来た」という方には、仮に配偶者が離婚しないという態度を取った場合に、離婚調停や離婚裁判という裁判所での手続を用いても離婚を進めたいかどうかを質問します。

また、最後まで配偶者が離婚することに同意してくれなかった場合に、裁判所が「離婚しなさい」との判決を言い渡す可能性について説明します。

 

③ 子どもの親権への希望

未成年の子どもがいる場合には、離婚後の子どもの親権の希望をお聞きします。

ご相談時点で既に別居している方には、現在、子どもが夫婦のどちらと一緒に生活しているのかを質問します。

 

離婚のお話(その2)では、離婚のご相談者にお聞きする質問内容のうち、お金や財産に関することをまとめています。